大学病院などの二次診療病院に受診しなればできなかったCT検査ですが、
前橋駅すぐの桑原動物病院では、より高度な地域医療を実現するために
高性能なCTを導入しています。
X線が身体の周囲を360度の方向から照射して、そのデータをコンピューターが計算し画像化します。動物の体を立体的な3D画像としてみることができるため、CT検査では通常のレントゲン検査よりも動物の内部を詳細に抽出し、より正確な診断を行うことが可能となります。
当院では、「16列マルチスライスCT装置」を活用しており、短時間で病変の部位や形状等に関して詳細に把握することができるようになっています。さらに動物の被曝量をできるだけ抑える設計になっているため、安心して検査を受けていただけます。
CTとレントゲンの違い
病気の診断や手術の計画が
立てやすい
病気の診断や手術の計画が
立てにくい
CASE
腰部の椎間板ヘルニア
転移性肺腫瘍
副腎腫瘍
基本的には全身麻酔が必要
CTの撮影時間は数分程度ですが、撮影対象が動物の場合、なかなかじっとした状態を数分間キープすることは難しいため、全身麻酔を施した後にCT検査を行うことになります。麻酔後の食物逆流による誤嚥を防ぐため、当日の朝は絶食状態になることが求められます。
全身麻酔のリスクへの対応
動物における麻酔中や麻酔直後の死亡率は、人間に比べると高い確立であることが報告されています。麻酔薬の代謝や排泄に関わる肝臓・腎臓に異常があったり、心臓や肺に異常があったりすると、そのようなリスクが高まってしまいます。そのため前橋市の桑原動物病院では麻酔前にはきちんと麻酔をかけられる健康状態か、以下のをチェックを入念に行った上で全身麻酔に取りかかります。
造影剤に対する副作用について
より精密な診断を行うために、造影剤を使用することがありますが、副作用(症状としては、各臓器に対する過敏反応や腎不全や吐き気など)が現れることがあります。当院では副作用が極力出ない造影剤を使用しております。
CT検査は事前のご予約が必要です。
CT検査の結果は、当日ご報告する場合と、1~3日程度後にご報告する場合とがございます。
非常にまれな疾患の場合には、当院の提携画像診断医である和田昌絵先生に読影/ 診断していただき、後日結果をご報告いたします(1週間以内)。