学術的な根拠に基づいた内分泌系疾患の豊富な治療実績

内分泌系疾患
MEDICAL

こんな病気の可能性があります

犬の主な病気

  • 糖尿病
    糖尿病とは尿に糖が出ること、また血糖値が上昇する病気です。
    膵臓の内部にあるランゲルハンス島から分泌されるインスリンというホルモンが、何らかの理由で機能しなくなり、血液中のグルコース濃度をコントロールできなくなる状態となるのが糖尿病です。症状は、多飲多尿、食欲増加、体重減少などが見られます。病院では尿検査や血液検査を行い、尿糖や高血糖となっていた場合に糖尿病の可能性を考えます。
    欠乏しているインスリンを補うためにインスリン注射を使用します。インスリン注射は数種類あり、効果をみながら変更することもあります。
  • クッシング症候群
    クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは、副腎の副腎皮質からコルチゾールが多量に分泌され、それにより犬に多飲多尿などの症状が現れる病気です。また、食欲も旺盛になることも多いです。筋肉量が減り、足腰が弱り、運動を嫌がったり、お腹がぽっこりとふくれたりします。また、脱毛、皮膚病が治りにくい、息が荒いといった症状も出やすくなります。ステロイドの長期投与による影響で発症することもあります。
    検査は血液検査(コルチゾール測定)、超音波検査、CT・MRI検査などを行います。
    クッシング症候群の原因が脳下垂体腫瘍である場合、副腎から分泌されるコルチゾールを抑える内服薬を服用します。腫瘍が大きい場合は放射線治療や薬の投薬を行います。副腎腫瘍が原因である場合は2次診療施設での外科手術が適用となることがあります。
  • 甲状腺機能低下症
    甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなる病気です。甲状腺ホルモンが足りないと、細胞の代謝がうまくいかなくなり、様々な症状が出ます。
    甲状腺ホルモンが足りなくなるのは、甲状腺の炎症や萎縮が原因であることがほとんどです。なんとなく元気がなくなって、あまり食べないけれども、太ってくる、という症状が多いです。診断は甲状腺ホルモンを測定し病歴、身体検査、他の血液検査などを合わせて行います。治療は甲状腺ホルモンを補充する内科治療を行います。
  • アジソン病
    副腎皮質機能低下症(アジソン病)は、副腎から出る副腎皮質ホルモンが少なくなってしまう病気です。自己免疫による副腎の萎縮が原因と言われています。元気がない、食欲がない、下痢や嘔吐をしている、震えている、脱水症状といった非特異的な症状を呈します。
    徐々に進行していき、放置していると、副腎クリーゼというショック状態に陥り、命を落とすこともあります。診断は血液検査、血液化学検査、超音波検査、内分泌検査、CTやMRI検査の結果から判断します。治療は状態に応じた対症療法と内服薬の投薬で行います。

猫の主な病気

  • 糖尿病
    糖尿病とは、インスリンという血糖値を下げる作用が十分でないときに起こる病気です。
    細胞でグルコースをエネルギーとして取り込み、利用することができなくなります。症状は多飲多尿、食欲が増す、よく食べる、体重減少、脱水、食欲不振、元気低下、嘔吐下痢などです。糖尿病になりやすい要因として高齢、肥満、ステロイド剤の長期服用、過剰なストレス、膵炎、感染症など様々です。検査は血液検査、尿検査、X線検査・超音波検査などを行います。治療は食事療法、インスリン治療を行い、合併症の治療も行います。

当院の内分泌科診療の特徴

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    豊富な治療実績
    当院は内分泌疾患の治療実績が豊富なため、遠方からも多くの飼い主様が来院されます。
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    様々な症例に対応できる
    充実の診断機器
    充実した診断機器を用いて診察中にホルモン検査を行い、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症の診断や治療経過のモニターを実施しております。
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    学術的根拠のある
    治療方法のご提案
    診断に必要な検査を実施し、安易な対症療法ではなく、学術的な根拠に基づいた治療を行っております。

診療の流れ

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    受付・問診
    ご記入いただいた問診票をお預かりし、ご記入いただいた内容や当日の症状について、スタッフが詳しく確認させていただきます。
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    身体診察
    内分泌疾患を持つ動物には、それぞれの病気で脱毛などの特徴的な症状が現れるため、全身を細かくチェックし、それらの症状を把握していきます。
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    検査
    ホルモン検査など、いくつかの検査を組み合わせて実施し、甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症などの多岐にわたる内分泌疾患の診断と治療経過のモニターを行います。
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    検査結果の説明・治療方針のご相談
    医師より、検査結果についてわかりやすくご説明いたします。
    治療方法をご提案し、ご家族皆さまにご納得いただけましたら、処置を行います。
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    お会計・次回予約
    治療後は、お名前を呼ばれるまで待合室にてお待ちください。再度ご来院が必要な場合は、受付にて次回のご予約をお取りください。